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ずっと快適に暮らす家を手に入れるために

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ずっと快適に暮らす家を手に入れるために
知っておいてほしい たった10個の大事なこと

昔は「家は3回建てないと満足しない」と言われたものでしたが、今はほとんどの方が「一生に一度の家づくり」です。中には35年の住宅ローンを組む方も多いと思います。
せっかく家族のために「一生に一度の家」を建てるのですから、みなさんもできるだけ失敗しないように取り組みたいはずです。
しかし、建築は専門的なことも多く、初めて家づくりを考える方にとっては「どれも難しいこと」だと考えがちです。結果として深く考えずに、住宅会社の営業マンに勧められるまま、なんとなく建築計画を進めてしまう方も多いかもしれません。
 
しかし、少しでも知識を持てば、良い家を建てられるに可能性は確実に高くなります。
これから解説する10個のことだけでも覚えてもらえれば、あなたの家づくりは成功に近づくはずです。
これは、長年建築に携わる私が、家づくりの専門家として皆さんに伝えたいことなのです。
 

「こんな家を建てたい」 けど、 「こんな家は建てたくない」

 
この二つの違いが何なのか、よくわかる解説本です。

1.「少ない光熱費で夏涼しく冬暖かい家」を建てるために知っておくべき「3つ」のこと

 
新潟の冬はとても寒いです。夏も蒸し暑い日が多く、全国的に見ても一年を通して厳しい気候の地域といえるでしょう。
この新潟で家を建てるのなら、優先順位としてまず重要視することが「一年を通して快適で過ごせる家を建てること」ではないでしょうか。それも、「電気代や石油代をたくさん払ってその快適さを手に入れる」のではなく、「できるだけ少ない光熱費で、一年中快適な暮らしを実現すること」が大事だと思います。
そんな家を実現するために、次の3つのことを知ってほしいのです。

① 断熱性能の高い家を建てる
 

まず大事なことは、「断熱性能の高い家を建てる」ということです。
そうはいっても、「どんな家なら断熱性能が高いのか」を、ご自分だけで判断するのは難しそうですよね。いろいろな住宅会社が、「当社は○○という断熱材を使っています」とか「当社は省エネ住宅です」などとアピールしていますので、何を判断基準にすればよいのかわからないという方も多いと思います。
そこで、実は簡単な判断基準があることを知ってほしいのです。
それは「UA値」という数値です。
住宅以外の世の中の多くの商品の性能は、数値で表すことができます。電球なら○○ワット、自動車なら排気量○○ccや○○馬力、パソコンならCPUが○○ギガ・容量は○○ギガなど、とりあえずほかの商品と数値で比較することはできます。
家も同様に、その断熱性能を数値で表すことができるのです。
それが「UA値」です。
この数値は、住宅会社が表示する法的な義務はまだないのですが、「次世代省エネ基準」という仕組み中で、全国の地域によってその推奨基準値が決まっています。
 

 
UA値は数字が少ないほど性能が高いとされます。ちなみに、新潟市内は「0.87」で、九州と同じ数字です。なので、推奨値といってもそれほど優れた数値ではありません。九州と同じ性能で、新潟の冬でも快適な暮らしができるとはとても思えませんよね。一方、日本で最も寒い北海道は「0.43」という数字になっていて、新潟と比較しても非常に高い断熱性能が推奨されていることがわかると思います。
もし、どこかの住宅会社と打ち合わせ中であれば、「この家の断熱性能の数値はどのくらいですか?」と、その住宅会社に聞いてみてください。
ちなみに、この新潟で一年中快適な暮らしを実現したいのであれば、最低でもこの北海道基準の「0.43」はクリアする必要があると私は考えています。
この断熱性能の数値を高めるためには、以下の2つの方法があります。
まずは、建物自体を囲っている「外壁」・「屋根」・「床」にどんな断熱材をどんな厚みで、どんな断熱方法で施工しているかということです。当然ですが、性能の高い断熱材を厚く施工することで、建物全体の性能は高くなります。
 

 

次に、開口部である窓にどんな性能のサッシを使っているかということです。
窓は、壁や屋根に比べて断熱性能が著しく落ちます。なので、いくら断熱材の性能が高くても、開口部に性能の低いサッシを使ってしまうと、家全体の断熱性能が一気に落ちるのです。対策として「窓を減らし、大きさも小さくする」という方法がありますが、それでは快適な家には程遠くなってしまい、本末転倒です。
つまり、窓の大きさや数は変えずに高性能の窓を採用するという方法が最適です。窓のフレームに樹脂製のものにしたり、ガラスを二重や三重にしたものや熱を逃がさない品質のものを使うことで、家全体の性能も上がりますし、窓の結露もなくなります。
 

 
(参考)樹脂サッシの断面図

 
これも「UA値」という数値を確認しながら、同時に断熱材やサッシがどんな仕様になっているかを気にしてほしいと思います。
それを踏まえて、あなたが建てようとしているその家が、「新潟でも一年中快適な暮らしができる家なのか」の判断をしてください。 

② 気密性能が高い家を建てる
 

次に、家の「気密性能を高める」ということが大事になります。気密性能が高いということは、つまり、「隙間が少ない家」ということです。
隙間が多い家は、当然ながら外の暑い空気や冷たい空気が家の中に無秩序に入ってきます。当然、住み心地が悪いことは言うまでもありません。昔の家が寒かったのは、断熱性能が低いと同時に、隙間風がたくさん入ってきていたことも要因でした。
この気密性能も数値で表すことができます。それが「C値」です。
これは、床面積当たりどのくらいの隙間があるかを数値で表すもので、C5.0 とは、例えば100㎡の床面積の家だとすると、隙間が500㎠もあるということになります。
C値は「気密測定」といって、完成前の工事中に実際に専用の測定器を使って測定します。机上の数値ではなく実際の数値ですので、隙間なく工事できる施工力も問われます。
気密性能は隙間風だけではなく、家全体の換気にも大きく影響します。気密が悪いと家の中の空気がしっかりと換気されません。近年の生活環境を考えると、できれば最低でもC値は「1.0以下」、できれば「0.5以下」が望ましいところです。C0.5とは、床面積100㎡の家だとすると全ての隙間の合計が50㎠(5㎝×10㎝)しかないということです。住宅会社の中には、この気密測定を行っていない会社も多いので、建築をお願いする際にできるだけやってもらうようにお願いしたほうが良いでしょう。
 

③ 自然の力を効率よく活用する

一年を通して快適に暮らすためには、建物の性能だけでなく、家のプランニングも考慮する必要があります。できるだけ自然の力を活用できる間取りにするということが大事なのです。特に重要なことが、太陽の光のコントロールです。
冬はできるだけ太陽の光を家の中まで取り入れることで、電気やガス石油などのエネルギーを使わずとも、家全体がぽかぽかと暖かくなります。
逆に、夏はできるだけ日差しを家の中に取り入れないようにすることで、日陰と同様に涼しさを保ちます。
 

 
これは、性能というよりも設計の考え方のことであり、敷地の方位などを把握して、窓の位置や大きさ、吹き抜けの配置などを最適に設計する必要があります。
つまり、その住宅会社の設計力が問われるということですので、設計を提案してもらう際に、そこも業者選びの判断材料にしてください。
 

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